フシギダネは、ポケットモンスターシリーズに登場する646種のポケモン(生物)のうちの一種である。くさタイプのポケモンの象徴的な存在である。
特徴[]
大きな種を背負っているポケモン。この種は生まれた時から植わっており、生後しばらくは種から養分を得て成長する。
緑色の体にはさらに濃い色の模様がいくつも付いている。本体はカエルのような姿をしており、チャーミングな目つきの可愛らしい容姿をしている。ちなみに瞳の色が明確に赤色に定まったのはアニメ版放映以降で、初期の公式イラストでは緑色の瞳のフシギダネもいくつか見られる。
背中の種から養分を受け取ることで、何日も何も食べなくても平気。日光浴を好む生態で、太陽の光を浴びると種は大きくなり、ついには割れて草が生えてくるという。
ゲームでのフシギダネ[]
『赤・緑・青』『ファイアレッド・リーフグリーン』でヒトカゲ、ゼニガメと共に最初に選ぶポケモンの1匹。野生では出現しない。レベル16でフシギソウに進化する。オーキド博士からは「しょくぶつポケモン」と紹介されている。フシギダネを選んだ場合、ジムの関係上序盤までは楽にゲームを進めることができる。
『ピカチュウ』では、ピカチュウがなついた状態でハナダシティの民家にいる女の人に話しかけると入手できるが、ピカチュウがなついている状態でないともらうことができない。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、クリア後にある条件を満たすと、オーキド博士から三択でもらうことができる。この際にも「しょくぶつポケモン」と紹介される。
ポケモン図鑑(全国図鑑、およびカントー図鑑)でのナンバーは001で、先頭に位置づけられている。以降のシリーズの図鑑も、1番目のポケモンはくさタイプとなるのが通例となっている。なお、本編で最初に入手するポケモンは、進化してから2つ目のタイプが付加されることが多いが、フシギダネの系統は唯一、最初から2つのタイプを持っている。能力は「とくこう」「とくぼう」がやや高い。『ダイヤモンド・パール』では「タネばくだん」という進化後には覚えられないわざを覚えるようになる。
外伝作品でのフシギダネ[]
『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』および『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊・空の探検隊』では主人公、パートナー候補の一人である。
アニメでのフシギダネ[]
各トレーナーのフシギダネ[]
- サトシのフシギダネ
- カントー編ではサトシのポケモンとして登場。サトシ (アニメポケットモンスター)#カントー編から登場したポケモンを参照。
- ハルカのフシギダネ
- 『アドバンスジェネレーション』ではハルカのポケモンとして登場。ハルカ (アニメポケットモンスター)#ハルカのポケモンを参照。
その他[]
オレンジ諸島編では、ビッグシティの市長が子供の頃、進化しないという理由で下水道に捨てられたフシギダネが登場している。長い間生きているためか、サトシのフシギダネよりも若干大きい。声優は林原めぐみ。
映画でのフシギダネ[]
1998年公開の『ミュウツーの逆襲』ではフシギダネのコピーである「フシギダネツー」がミュウツーの幼少期に登場。オリジナルとの違いとして体の表面に変わった模様を持つ。しかし最後は消滅してしまう。後にミュウツーもサトシのフシギダネから新たにコピーを作り出した。当時の新ポケモンのドンファンをソーラービームで倒し“ころがる”を2回うけても全然平気など、その強さを物語っている。ミュウツーの作り出したモンスターボールも“つるのむち”で全てかわしていた。
同時上映の短編映画『ピカチュウのなつやすみ』では、ブルーとの「目回し対決」で勝利。また、お腹を空かせて泣くトゲピーを子守歌であやす優しさを見せた。
2004年公開の『裂空の訪問者 デオキシス』ではハルカのフシギダネが登場。
ポケモンカードでのフシギダネ[]
ポケモンカード第1弾から登場。エリカのポケモンとしても登場している。相手を特殊状態にする技、自身のダメージを回復する技などを持つものが多い。進化形のフシギソウ、フシギバナと共に、構築済みデッキのメインとして収録されることも多い。
漫画でのフシギダネ[]
『ポケットモンスターSPECIAL』ではレッドのポケモンとして登場。ニックネームは「フッシー」。レッド (ポケットモンスターSPECIAL)#手持ちを参照。
『ポケットモンスター 全書』では、オーキド博士のポケモンとして登場。そのため活躍する回がなく、後にフシギソウとフシギバナに進化した。
『PiPiPiアドベンチャー』ではピスタチオのポケモンとして登場。ニックネームは『ダネリーナ』で、性別は♀、『〜でちゅ』が口癖。花に関する詳細や花言葉に詳しく、恋愛好きであり、マロンやチコリータとは大の仲良し。ヒトカゲとも昔からの知り合い同士でもある。ピスタチオの事が大好きで、将来彼と結婚する事を夢にしている。そのため、彼に近付く女性客に対して嫉妬している。『チャモチャモ☆ぷりてぃ』にも同一人物として、ほんの一部のシーンに登場している。
関連項目[]
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